むし歯ってどうやってなるの?むし歯になりやすい食べ物ってなに?

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むし歯ってどのようにしてできるかご存じですか?ただ歯みがきをしないだけではなく、実は普段よく口にする食べ物(糖質)、お口の中の細菌、歯の質(エナメル質と象牙質の状況。特に乳歯や生え始めた永久歯はむし歯になりやすい。)と時間の経過によってむし歯が発生します。

むし歯と発酵性糖質

歯垢に糖質が作用すると、歯垢の中の細菌はすぐに酸を産生しはじめます。歯の表面のエナメル質はpHが5.5で溶け出しますが、このpHに至るまでにほんの数分しかかかりません。対して、再び唾液によりpHが5.5以上に戻るまでに数十分かかります。したがって、頻繁に飲食することや口の中で長く楽しむ食べ物はpHが下がったままという状態を維持することとなるので、むし歯ができやすくなるのです。(飴、ガム、グミ、ドリンク類)歯垢の除去(歯みがき)と飲食の頻度や内容も見直す必要があります。

発酵性糖質とは?

糖質を分解し、酸を産生することを発酵と言います。このような働きをする糖質を発酵性糖質と言います。対して、糖質を分解しても酸を産生しない糖質のことを非発酵性糖質と言います。むし歯になりにくいといわれるキシリトールは非発酵性糖質に分類されます。

どんな食べ物に含まれるの?

発酵性糖質には以下のものがあります。多く含まれる食べ物と一緒にまとめました。
・ブドウ糖
ブドウ糖タブレット、甘酒(手作り)、はちみつなど

・果糖(フルクトース) ←果物に含まれます。
ぶどう、りんご、梨、ドライフルーツ、果物の缶詰など

・ショ糖(スクロース) ←砂糖の主成分となります。
砂糖、グラニュー糖、黒砂糖、甘酒など

・異性化糖←一般向けには販売されていませんが、甘い飲み物や多くの加工品、冷たいお菓子に使用されます。ブドウ糖と果糖を混合して作られたものです。
カルピス、栄養ドリンク、コーラ、カフェオレ、アクエリアス、乳酸菌飲料、OS-1など

・転化糖←お菓子作りでよく使われます。ブドウ糖と果糖1:1の割合に混合させて作られたものです。
上白糖、アイスクリーム、ケーキやクッキーなど

・麦芽糖(マルトース)
精白米、水あめ、はちみつ、中華麺やうどんなどの麺類、さつまいもやじゃがいもなどのいも類

・乳糖(ラクトース)
牛乳、チーズ、ヨーグルト、乳酸菌飲料、ヤクルトなど

はちみつ(マヌカハニーも含む)についてちょっと補足

健康や美容目的ではちみつを使われる方も多いですが、やはりむし歯になるリスクは上がります。むし歯以外にもお腹がゆるくなって下痢や腹痛、肥満、糖尿病の原因にもなるため、とり過ぎにも注意が必要です。

最後に

普段何気なく食べているものでも、むし歯のリスクがあるということがわかりましたか?
一本でも多く自分の歯を残すためにも、お菓子などの甘いものの摂取習慣を見直してみるのも良いかもしれませんね。歯みがきは食事の後とおやすみ前に欠かさず行いましょう!

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