たまごを食べよう!

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たまご料理の中で何が一番好きですか?たまご焼き、スクランブルエッグ、オムライス、プリンなど、たくさん挙げられますね。今回は普段何気なく食べている「たまごの栄養」についてご紹介します。

たまごの栄養は?

たまごにはたんぱく質が多く含まれています。たんぱく質は主にアミノ酸という小さなかたまりが複数つながってできています。様々な種類のアミノ酸を食事から取り入れなければなりません。体にとって必要(必須)なアミノ酸を必須アミノ酸といいます。
アミノ酸は0から100まで数値化され、(これをアミノ酸スコアといいます)100に近いほど欠けの少ない桶(下図の左の桶)=良質なたんぱく質になります。

主に動物性食品のアミノ酸スコアが高く、牛肉、豚肉、鶏肉どれも100です。対して、植物性食品は低くなることが多く、大豆でも83、じゃがいもでも73と100には届きません。したがって、同じ量のたんぱく質を動物性食品または植物性食品から食べたとしても、動物性食品のほうがより効率的にたんぱく質を摂取することができることになります。
たまごもアミノ酸スコアが100の食材で、良質なタンパク質源といえます。

たまごの栄養素は、歯肉の健康状態に影響する

歯科において、歯肉の健康状態が大切になりますが、歯肉の半分以上を占めるコラーゲンはたんぱく質と鉄、ビタミンCから作られています。歯肉は新陳代謝が早く、敏感で変化が表れやすいのが特徴です。歯肉の細胞の入れ替わりの周期は5日であるため、栄養状態が直接影響されます。毎日のたんぱく質がしっかりと摂れていれば、歯肉からの出血や炎症なども改善しやすくなります。しかし、不足していると治療を十分に受けていてもなかなか治らないことがあります。また、病原体を排除する働きを持つ唾液もムチンというたんぱく質の一種から作られているので、口が渇きやすい、口臭が気になる、むし歯や歯周病などの炎症がある方にもたんぱく質は必須です。

たまごとコレステロール

悪者扱いされることもあるコレステロールですが、実は人の体にとって必要不可欠な栄養素です。細胞膜やホルモン、ビタミンD、CoQ10の材料でもあります。コレステロール値が低くなると、血管が破れやすくなったり、免疫力が低下したりします。体の中にある約80%は体内で作られ、食事から摂れるものは約20%程度です。また、食事から多く摂った場合、人の体には体内のコレステロールの量を一定に保つ機能があります。たまご1個Mサイズには約210mgのコレステロールが含まれますが、健康な方であればたまごのコレステロールは気にしなくて大丈夫です。むしろ良質なたんぱく質、ビタミン類の供給源としての価値が大きいとされています。

ただし「1日に何個でも食べてOK」というものではないということに注意が必要です。
食べ過ぎによる疾患との関連も報告されています。

毎日たまごを食べましょう!

たまごは手に入れやすく、調理も簡単なので普段の食事にも手軽に取り入れられます。加熱しても柔らかく、様々な料理に使うことができます。また、野菜と一緒に食べることで、たまごには足りないビタミンCや食物繊維を補うことができます。

卵と野菜の相性の良さ

野菜に含まれるビタミンA、D、E、Kやβ₋カロテンは、たまごと一野菜を一緒に食べることでたまごに含まれる油分により溶かされ、たまご単品で食べるよりも体の中に吸収されやすくなります。油に溶けやすい特徴から「脂溶性ビタミン」と言われます。実際に行われた研究では、野菜サラダだけを食べた人と比べて、たまご3個分のスクランブルエッグを一緒に食べた人ではカロテノイド類は約8倍、ビタミンEは約5倍増加したと報告されています。また、たまごは人間の体にとって必要な栄養素がビタミンCと食物繊維以外は全て含まれているため、たまごに足りないビタミンCや食物繊維は、野菜と組み合わせて補うことができるのです。

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