なんだかやる気が出ない・・・それ、もしかしたら春バテかも?

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春は朝晩の気温差が激しく、不安定な天気が続く季節です。新年度になり、職場や学校での環境の変化による不安や緊張、ストレスを抱える方も・・・精神的に落ち着かない状態が続くと、自律神経が乱れ、心身の不調につながります。今回は、そんな今の時期に多くみられる「春バテ」についてまとめてみました。

自律神経について


普段、私たちの体は内臓の働きや血管、呼吸などのコントロールをしている自律神経によって調整されています。自律神経には2種類あり、体の活動時や昼間に活発な交感神経安静時や夜に活発な副交感神経があります。この2種類の神経のバランスにより、心身の健康が保たれています。しかし、寒暖差や環境の変化、ストレスにより、2種類の神経のバランスが乱れることで体への不調として、下記のような症状が現れます。

『主な症状』

・体がだるい
・疲れが取れない、疲れやすい
・気力がわかない、やる気が出ない
・寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める
・朝起きられない、日中に眠い
・めまい、立ちくらみがする
・下痢、便秘
・頭痛、肩こり、腰痛

春バテって?

特に寒暖差の激しい3~4月頃に感じられる心と体の不調をいいます。上記のような体がだるい、疲れやすい、やる気が出ないなどの症状があり、「4月病」とも呼ばれます。

春バテは病院に行ったほうがいいの?

通常は一時的なストレス症状と考えられます。数日で回復するようであれば、あまり心配する必要はありませんが、不調が長引く場合、うつ病や適応障害を発症している可能性もあります。

春バテの原因

・寒暖差疲労
気温の寒暖差が激しいために自律神経のバランスが崩れ、疲労がたまった状態をいいます。自律神経は体温が正常範囲に収まるように周りの気温にあわせて活性化されますが、寒暖差が大きいと、それに対応するために自律神経が過剰に働き、疲労がたまりやすくなります。

・社会的環境の変化
引っ越し、職場の異動・転勤、入学、卒業、進級など。

・花粉症(アレルギー)

予防と対策

・温度差を軽減する
寒暖差疲労を起こさないためにも室温や体温をコントロールします。着脱しやすいカーディガンやストールなど活用しましょう。

・睡眠をしっかりとる
なるべく毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きるようにしましょう。

・体を動かす
近所を散歩する、エレベーターを使わない、ストレッチなど日常の生活の中で取り入れやすいものから始めましょう。

・食事について
朝起きたらまず、コップ1杯の水を飲むことで血流を良くし、脳が刺激され、動きが活発になります。
1日3食を決まった時間に、欠食はしないようにしましょう。食事の時間の確保は、心に余裕を持たせます。また、噛む動作によって脳は安らぎを感じるといわれています。

『5つのおすすめ栄養素』

ビタミンA・・・交感神経を整えます。
豚肉、鶏肉、うなぎ、鮭、にんじん

ビタミンB1・・・自律神経に作用します。
豚肉、かつお、卵、玄米ごはん、にんにく

ビタミンC・・・ストレスで消費されやすいので、意識して摂りましょう。
いちご、かんきつ類、キウイ、パプリカ、ブロッコリー

ビタミンE・・・自律神経を整えます。
大豆製品、ナッツ類、ほうれん草、ブロッコリー

カルシウム・・・イライラや不安を抑えます。
大豆製品、乳製品、小魚、小松菜

最後に

春の寒暖差や環境変化、新生活で無意識に疲れやストレスは溜まるものです。季節による影響は避けられないため、疲れやストレスを溜め込まないよう日常生活の中での工夫をし、健やかな日々を過ごしましょう。

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